PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)にグリコラン(メトフォルミン)が有効
最近、欧米ではPCOSの治療にグリコラン(メトフォルミン)が使用されて、良好な結果を得ています。グリコラン(メトフォルミン)は、インスリン抵抗性が高血糖の原因と考えられるインスリン非依存型糖尿病の治療薬です。PCOSの病因は、卵巣内アンドロゲン濃度の上昇であり、機能性卵巣アンドロゲン過剰分泌と理解されています。インスリンは直接卵巣に作用して、卵巣内のアンドロゲン産生を促進する働きがあります。PCOSの患者様がグリコラン(メトフォルミン)を内服すると、血中のインスリンが減少し、その結果、卵巣内のアンドロゲンが減少すると報告されています。このためPCOSの患者様が妊娠に向けて問題となる@排卵障害AOHSSになりやすいBIVFの時、取れた卵の質が悪いC流産率が高いなどの問題を改善する可能性があります。したがって@PCOSでクロミフェンが無効の排卵障害
A前回のIVFでOHSSを起こしたPCOS B前回のIVFで卵の質が悪いPCOSCIVM無効のPCOS D流産を繰り返すPCOS。以上のような方は一度ご相談下さい。(IVF大阪クリニック部長 奥 裕嗣)