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やせ過ぎは妊娠しづらいの?(栄養カウンセラーより)

2022.7.19
お知らせ
統合医療部門より

ホームページをご覧のみなさまへ

暑い日が続きますが、毎食しっかり食べていますか?
太り過ぎると妊娠しにくくなることは、よく知られていますが、やせ過ぎても妊娠しにくくなります。

体外受精の新鮮胚移植における、女性の年齢やBMIと妊娠率を調べた研究によると、低体重(やせ)は妊娠率が下がること、特に年齢が35歳以上は顕著に下がることがわかりました。
また別の研究で、低体重(やせ)は妊娠するまでの期間が2~4倍長くなることもわかっています。

低体重(やせ)による不妊の原因は、肥満ほど詳しい報告が多くありません。
低体重(やせ)はエネルギーが不足しており、低栄養状態であるために、自らの生命維持が優先となり、妊娠しにくくなる可能性が考えられます。

現在の体重が適正かどうか計算してみましょう。
BMI=体重(㎏)÷[身長(m)×身長(m)]
例えば、体重が50㎏で、身長が155㎝の方の場合、50÷(1.55×1.55)=20.8となります。
BMI 18.5~25が適正体重[標準]です(日本肥満学会)。

栄養状態をよくするために3食しっかりバランスよく食べ、1日に必要なエネルギーを摂ることが必要です。
朝食を抜いている方や、食事の代わりにお菓子を食べている方は特に、見直しをおすすめします。
この夏、妊娠に向けて、食生活を見直ししてみましょう。

栄養カウンセリングについてはこちらをご覧ください。