検査室で採血を実施する際に、針の太さについてご質問を頂く事があります。当院で採血に使用している針の太さは2種類です。通常のホルモン値の測定や感染症の採血では細い針を使用しています。不育・着床系の検査や一部の検査では、正しい検査結果を得るため(溶血防止)太い針を使用します。細い・太いと表現しましたが、実際の太さは外径0.7mmと外径0.8mm、その差は0.1mmです。
針の太さは2種類ですが、同じ針の太さであっても採血セットの違いにより、針の長さや形状は異なります。採血前に穿刺部位を決める際、血管の弾力・太さ・向き・深さなどと採血量を考慮したうえで、最適な形状の採血セットを選んで使用しています。
採血には痛みが伴いますので、少しでも不安や緊張感が和らぐようお声をかけながら対応させていただいております。ベッドで横になって採血することも出来ますので、体調に不安がある場合などいつでもお申し出ください。