部門紹介

看護部門

理念
  • 患者の意思を尊重し、思いやりのある看護を提供します。
  • 専門職として安全・安心な看護を提供します。

看護部門には、保健師資格や助産師資格を持つものを含めた看護師とケアアテンダント、メディカルアシスタントが在籍し、 皆様の看護やケアを担当させていただいております。
不妊治療はご夫婦が様々な選択肢の中から考え、意思決定する治療です。そのプロセスの中で悩み不安になった時には、私たちが必要な情報提供を行いながら、皆様の気持ちに寄り添い一緒に考える支援を行います。
専門性の高い対応を要する特殊治療においては、最新の知識を習得した専門チーム(FT、不育症・遺伝外来、がん治療前の妊孕性温存)が皆様をサポート致します。
不妊治療看護の専門資格を持つ不妊症看護認定看護師や生殖医療相談士が、「看護師相談室」の個別相談を担当しています。
また、「LaLa Cafe」や「Next Step」「ハッピーファーストコンタクト」など、様々なテーマで患者様が情報収集でき、同じ状況を共有した方同士の支えあいのために参加者でお話しする場の提供も行っております。
皆様の側にはいつも私たちがいますので、どうぞお気軽にお声がけください。

主な保持資格一覧

看護師 22名
日本看護協会認定)不妊症看護認定看護師 1名
日本生殖心理学会認定)生殖医療相談士 9名
日本がん・生殖医療学会認定)
認定がん・生殖医療ナビゲーター
1名
助産師 2名
保健師 2名
日本医療機器学会認定)第2種滅菌技士 3名
※人数は2024年4月1日現在

生殖技術部門

我々、生殖技術部門は卵子と精子を受精させ子宮に戻すまで、すなわち配偶子(卵と精子のことを言います)や受精卵が体外で過ごす全ての期間に対して責任を負っています。そして、実際にこの仕事を行うのが胚培養士です。(胚培養士の詳しいお仕事はこちらへ)胚培養士のレベルが体外受精の成績を左右すると言っても過言ではありません。レベルの高いクリニックには必ず質の高い胚培養士が在籍し、しっかりとした体外受精を行う培養室の管理がされています。

日本では、胚培養士の教育に統一した基準は設けられておらず、胚培養士の教育は施設間で大きな差があります。当院が他施設の培養室と差別化できるところは、日本人で唯一アメリカの体外受精培養室の管理責任者の資格を持つ院長の福田と、管理胚培養士である生殖技術部門長の水野が、協力して患者さまに質の高い生殖補助医療技術を提供するとともに、胚培養士の教育や培養室管理を行い、質の高い胚培養士の育成に努めていることです。安心してお越しください。(管理胚培養士とは日本卵子学会および日本生殖医学会が認定する資格で、培養室の設計、維持及び管理、胚培養士の指導並びに臨床医師への適切な助言などをおこないます。生殖補助医療に関する高度な知識と能力並びに倫理観が求められ、全国で水野を含め、いまだ数十名しか認定されておりません。関西で管理胚培養士が在籍するクリニックは極少数です。)

生殖技術部門のスタッフは世界最先端の胚培養技術を維持するため、国内のみならず海外の主要関連学会に参加し、研鑽を重ねております。また当院スタッフの研究発表は多くの方から好評を得ております。

2023年度 生殖技術部門の研究発表

第64回日本卵子学会学術集会(2023年5月20日~21日)

  • 形態動態学的評価EevaTMの指標を用いた胚盤胞評価方法の臨床における有効性

第34回レーザー治療学会(2023年6月17日~18日)

  • 生殖補助医療における半導体レーザーの最前線

第41回日本受精着床学会(2023年7月27日~28日)

  • Eeva™による胚形態動学的評価を使うことで妊娠成立までの期間は短くなるのか

第26回日本IVF学会(2023年11月2日~4日)

  • がん患者の妊孕性温存療法における体外成熟培養(Onco-IVM)の有用性
  • 反復ART不成功例に対する凍結融解胚移植周期多血小板血漿子宮内膜投与法有用性の検討

21st World Congress on In Vitro Fertilization(2023年11月2日~4日)

  • Influence of X-ray exposure during hysterosalpingography on the quality of oocytes in IVF
  • Morphological assessment alone is a sufficient criterion for selecting transferred blastocysts in a single blastocyst transfer
  • A novel alarm system to detect leakage of liquid nitrogen from embryo cryopreservation container

第68回日本生殖医学会学術講演会(2023年11月9日~10日)

  • チョコレート嚢胞罹患側卵巣のART培養パラメーターへの影響
  • ホルモン補充周期と自然排卵周期におけるPGT-A正倍数性胚融解胚移植臨床成績の比較

第46回日本分子生物学会(2023年12月6日~8日)

  • 朝食抜きにより、マウスの発情周期が遅延した

第14回日本がん・生殖医療学会学術集会(2024年2月10日~11日)

  • 未成熟卵の体外成熟培養を用いた妊孕性温存療法(Onco-IVM)における有用性の検討
  • がんの化学療法及び、その実施回数が妊孕性温存療法の臨床成績に与える影響

-学術論文-

  • 凍結保存タンク表面温度の監視は、真空不良の検知に有効である
    日本IVF学会雑誌, 2023, 26(1):49-54

主な保持資格一覧

日本卵子学会・日本生殖医学会認定)
生殖補助医療管理胚培養士
1名
日本卵子学会認定)生殖補助医療胚培養士 11名
臨床検査技師 7名
診療放射線技師 1名
日本生殖心理学会認定)生殖医療相談士 1名
※人数は2024年4月1日現在

薬剤部門

薬剤師が所属している「薬剤部門」は、薬局業務・培養室業務を行っています。当院では薬剤師が診療内容を電子カルテで把握し、処方内容のチェックや、他院で処方された薬との飲み合わせなども確認したうえで処方されたお薬やサプリメントの用法用量・副作用・注意点等について説明をさせて頂きます。
不妊治療では、承認された効能・効果以外の使い方(適応外使用)をする薬や、国内で発売されていない薬・サプリメントを使用することがありますので、疑問に思うことや不安な点がございましたらいつでも薬剤師にお聞きください。

また、培養室業務として採卵介助を行っており、医師・看護

師・胚培養士と連携して業務にあたっています。
皆様には、薬局や採卵時にお会いできると思いますので、気軽に声をかけてください。1人でも多くの方が笑顔で卒業されるよう、薬剤部門一同お祈りしております。

主な保持資格一覧

薬剤師 6名
※人数は2024年4月1日現在

統合医療部門

統合医療部門は、医師・コーディネーター(看護師)・生殖栄養カウンセラー(管理栄養士)・生殖心理カウンセラー(臨床心理士)・生殖遺伝カウンセラー(認定遺伝カウンセラー)・柔道整復師・はり師きゅう師、アロマセラピストが一丸となって、皆さまのこころとからだをサポートしています。

IVF Japanグループの統合医療が、皆様のこれからの治療に役立てることを、スタッフ一同願っております。

主な保持資格一覧

看護師 1名
管理栄養士 1名
日本人類遺伝学会・
日本遺伝カウンセリング学会認定)
認定遺伝カウンセラー
1名
日本生殖心理学会認定)生殖医療相談士 1名
はり師 1名
きゅう師 1名
柔道整復師 2名
※人数は2024年4月1日現在

研究部門

当部門には実験動物ならびに家畜における生殖技術の研究開発(卵巣刺激、生体からの卵母細胞の回収、卵母細胞の体外成熟、体外受精、ICSI、胚の培養、胚・卵子の凍結保存)、形質転換動物の作製(マウス、ラット、ウサギ、ウシ)、そしてES細胞の樹立・維持・遺伝子組み換えに携わったスタッフが一丸となって、信頼性の高い技術開発を行うとともに、当院の生殖補助技術の品質の高さを支えています。

スタッフが日本繁殖生物学会賞、日本哺乳動物卵子学会学術奨励賞、生殖バイオロジー東京シンポジウム学術奨励賞を受賞するなど、外部からも評価をいただいております。現在は卵巣組織あるいは少数精子の凍結保存、発育途上卵母細胞の培養、受

精卵のミトコンドリア機能が主な研究テーマとなっています。

業務部門

私たち業務部門スタッフは、受付をはじめとして、会計・電話対応・保険請求業務などを担当しております。

日々笑顔を絶やさず、わかりやすく丁寧な説明・ご案内を心がけております。
何かお困りのことがございましたら、お気軽にお声がけ下さい。

私たちは直接医療に関わることはございませんが、初診で来院されてからご卒業されるまで、安心して治療に専念できる様お手伝いさせていただきます。
皆様が1日もはやくかわいい赤ちゃんを授かれますよう、スタッフ一同心よりお祈りいたしております。

主な保持資格一覧

医療事務検定 1名
医科医療事務検定 2名
秘書技能検定 5名
医療秘書技能検定 1名
※人数は2024年4月1日現在

本部

本部の業務内容は、総務・人事・経理・設備管理・行事や会議の運営など非常に幅の広い範囲を担っています。また、スタッフを対象とする業務以外に、クリニック運営に必要な取引先とのやりとりや官公庁への申請手続きなどの対外業務も行っています。患者様とスタッフの満足度向上を目指して、日々後方からサポートしています。

患者様から頂く貴重なアンケート結果は、よりよいクリニックにして行く上でとても重要な気づきになっています。より一層快適に通院していただけるよう取り組んでまいります。

主な保持資格一覧

甲種防火管理者修了資格 7名
防災管理者修了資格 7名
日商簿記検定 3名
秘書技能検定 2名
※人数は2024年4月1日現在